和尚,コラム/伊藤若冲ゆかりの寺/宝蔵寺
- ご案内 -
現在本堂の拝観はしておりませんが、伊藤若冲親族のお墓はご自由にお参りしていただけます。 髑髏の記念スタンプ(紙朱印のみ)は、毎日10時〜16時(月曜日はお休み)の間授与いたします。 本尊(阿弥陀如来)のご朱印は、住職が在宅の場合のみ帳面に記帳させていただきます(不在時は紙朱印)。 また電話でのご予約はお受け致しておりません。 宜しくお願い致します。
コラムなどと銘打ちますととても大仰な感じで恐縮なのですが、お寺の事、仏さまの事、その他いろんな事を思いつくまま「備忘録」のように綴ってみたいと思います。皆様のお目にとまれば幸いです。
お布施は仏教徒にとっての宗教行為です。ものを買ったり売ったりという経済行為ではありません。お布施をめぐっては、一部の住職さんが高額なお布施を檀家に割り当てたり、檀家さんからはお布施の金額が不透明で分からないといった疑問が起こり、メディアの話題にな…
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過去帳とは、その家庭の故人の戒名・俗名・没年月日などを記した、各家庭に伝わる系譜です。お仏壇には、ご本尊さまと一緒に過去帳を供えることが大事です。お寺ではご本尊の仏さまと同様にとても大事にしているものです。自然災害や火災等でお寺の本堂が崩壊した時…
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家族が住まいする各ご家庭には、本家や分家に関わらず、仏さまやご先祖さまをお祀りするお仏壇を必ず置きたいものです。私という命は両親から、そしてご先祖さまからいただいたものです。家族全員が毎日、仏さまご先祖さまと向かい合い、手を合わせ感謝の気持ちを伝…
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春と秋に「お彼岸」があります。「暑さ寒さも彼岸まで」というように季節の変化を感じる時期でもあります。「国民の祝日に関する法律」によると、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」とあり、祝日の前後…
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みなさんよくご存じの仏教行事に「お盆」があります。その語源をご存じでしょうか。インドのサンスクリット語(梵語)「ウランバーナ」を音写して「うら盆」、そして「お盆」と呼ぶようになりました。お盆の行事は、お釈迦様の十大弟子の一人、神通力第一といわれた…
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子どもの通う中学校で「怒りの連鎖を断ち切ろう」というテーマのPTA研修会がありました。講師の先生からの質問で「あなたは最近いつ怒りましたか?その怒りは何%ですか?」と問われ、前列にいた私が答えることになりました。「私が最近怒ったのは、試験前の息子が部…
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私たちの生命(いのち)は、どこから来て、この世の寿命が尽きた時は、どこへ向かっていくのでしょうか。仏教では、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)を輪廻して、生まれ変わりを繰り返すと言われています。そして今、仏法を学ぶことのできる「人間」にやっ…
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善導大師様の『往生礼讃』「初夜無常偈」にあるお言葉です。「無常」とは、一般的には人生のはかないことをいいますが、仏教では、森羅万象、全ての物は、とどまることなく常に変化していることをいいます。「今、ある」と思った瞬間に時間は通り過ぎ、物は変化を続…
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仏教の修行といえば「座禅」や「瞑想」のイメージがありますが、浄土宗では「お念仏を称えること」が修行の中心となります。 善導大師様は、極楽往生のための行として「正行」(しょうぎょう)をお示しくださいました。その「正行」を、さらに法然上人様が「五…
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願わくば、もろもろの衆生と共に、安楽国(極楽浄土)に往生せん。善導大師様の『往生礼讃』の中に繰り返し出てくるお言葉です。 お釈迦様は悟りを開かれた時、その悟りの境地を自分一人で味わうことをされませんでした。かつての修行仲間、五人を集められ、悟…
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法然上人様が「弥陀の化身」と仰がれた善導大師様のお教えの中心は「願往生」であります。往生を願う教えです。阿弥陀様の作られた「極楽浄土」に往き生まれるために、「南無阿弥陀仏」とお念仏を申して願うのです。 私達が今いる世界は、六道(天道・人間道・…
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『涅槃経』には「一切衆生 悉有仏性」という言葉があります。生きとし生けるもの(人間や動植物すべて)には、みんな仏様の心があるということです。 私達には、もともと仏様のような優しい心があります。優しい心があるのに、生きていく中で「私が、私が」という…
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